「東京bullshit」さんで「発見的教授法」って単語を知った。
説明を読んでみたのだけれど、もう一つイメージがつかめない。
アルゴリズムと対比されていることもあり、おそらく答えを導く手順の話で、その手順がロジカルか、より感覚的かという内容のような気がするのだが。
例えば、曲をつくるときの話で、「曲が降ってくる」という状態などは「発見的教授法」的なのかもしれない。
ロジカルにつめて曲をつくるのではなく、窓を開けて、「ふーっ」っと息を吐いて、空を見上げていたら、ふとメロディが浮かんでくるような感覚がして、口ずさんでみる。
一方で、ロジカルに音楽理論からコードを決めて、コードの中でメロディを探って、一番良いメロディを曲として完成させるのはアルゴリズムに則った作曲方法だろうか。
そう捉えると、いわゆる「センス」って呼ばれているものに近いのだろうか。
もしそうなら、それを「いいかげんなもの」として否定し続けてしまってきたことと、それを改めて自分に取り戻したという出来事はすごく大きな体験だったんだろうなぁと感じる。
(と、仮定に仮定を重ねる話が続いてしまった…)
いずれにせよ「発見的教授法」は興味深い概念でした。
正しく知るためにも、原典の『論文の技法(ハワード・S・ベッカー著 講談社学術文庫)』をあたってみるか。