ZEPPET STORE Live at LIQUIDROOM ebisu 2004.11.19

by tanabe on November 20, 2004

ZEPPET STOREはそれほど器用なバンドではない。
1st Albumの頃からずっと何かやりたいんだな、という気配は
非常に感じるバンドだったし、どうやらその方向性はとても
魅力的な匂いを感じるぞ、というのも一貫して漂わせてきた。

ただ、例えばMr.Childrenのように、あるいはスピッツのように、
ある程度のブレはあるにしても、描いた青写真に近いものを
高レベルで実現してきたバンドと比べると、
いかにも鈍臭い試行錯誤を重ねてきたバンドだという印象がある。

いや、あったのだ。


LIQUIDROOM ebisu,"VERY BERRY TOUR" FINAL.
今日あの場所でのZEPPET STOREは
「やりたいこと」を見事なまでに表現しきっていた。
4th Albumの"DINO"辺りからうっすらと予感としては感じていた
「ZEPPET STOREがこうありたいと願ったZEPPET STOREの音」が
まさにあの場で鳴っていた。

特に直近の3枚のAlbumを聴く中で、
どのAlbumにもその片鱗は間違いなくあったのだ。
それは気が付いていた。

しかし、まさかこのタイミングで、
ここまで圧倒的な存在感をもってその音楽を昇華しているとは
思ってもみなかった。

熱く、楽しく、暖かく、
そして、息が途切れるくらいに美しく、切ない。

それらをきっちりとコントロールして表現し、
コントロールしながらライブならではの臨場感を伴って
迫ってくる様には、思考を止めてただ陶然とした。


(とりあえずここまでで一旦公開。続きはまた。)