製品として、「なに」を売るのか?

by tanabe on September 25, 2004

『現代では、製品やサービスについての考え方を
 まったく変えることが要求されている。

 大切なのは、現に売っているモノとしての製品ではなく、
 その製品の周りを包んだ価値の満足感の集合体である。』


現代では、製品やサービスについての考え方を
まったく変えることが要求されている。

大切なのは、現に売っているモノとしての製品ではなく、
その製品の周りを包んだ価値の満足感の集合体である。
「よりよい」ということの意味が新しくかつ深く
なっているときに、「よりよいねずみ捕り」を
つくってもだめなのだ。

もっと深い意味において「よりよい」とは何か、
つまり、顧客が「よりよい」の意味をどう決めているかを
発見する努力こそが、企業の将来を決めるのである。
そこに現代のマーケティングの課題がある。

(セオドア・レビット
 「レビットのマーケティング思考法」 1974)