フレームワークについて読む暇あったら、このエントリを100回読むべき

by tanabe on January 29, 2009

はてブをちら見してあれだったんで、書いておきます。タイトルは釣りタイトルっぽいですが、そんなこともなくまったくもって正直な気持ちです。

圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル

フレームワークに踊らされるヒマがあったら、このエントリを繰り返し100回でも200回でも読んで実践してみるべきです。(こちらも1,000オーバーのブクマが付いてはいますね。)

それだけの価値がこのエントリにはあります。

どうしてもフレームワークについて読みたいなら、大前研一さんの「企業参謀」「続企業参謀」をやっぱり100回でも200回でも読んで、その後で「マッキンゼー現代の経営戦略」を読んで衝撃を受けて、そこで「企業参謀」に戻ってみたら衝撃を受けたはずのことがすべてその何べんも読んだはずのその本に書いてあったことに気付いてぶっとんでみればいいと思います。

最近では斉藤嘉則さんの本のほうが人気のようですが、本気で「考えること」のやり方と姿勢について書いてあるのは企業参謀だけです。表面上はツールもたくさん紹介されるので、そこにだまされずに読み込んでください。道に迷いそうになったら、kaz_ataka さんのエントリに戻って読み返せばよいと思います。最高のガイドラインです。(技術書でいえば、リファクタリングをツール集として読むか設計について考える本として読み解こうとするかの違いとでも言えばいいでしょうか。)

で、やっぱりイディオムとして知っておきたいなら最後に好きなだけフレームワークの紹介を読めばいいと思うのです。そういう本がいくらでも出てますし。(とはいえ、そもそもありものを使うのがフレームワークだというのに違和感があります。漠然と考えようとすると答えに向かわずに際限なく可能性を検討しちゃうから、そこを答えに向けて収束させていくために補助線を引くのがフレームワークであって、別に誰かが考えた思考の枠組みを使うのがフレームワークじゃないと思ってます。結果として選んだ道具がよく知られたフレームワークだった、というのは当然いくらでもありますが。)

最後に同じく kaz_ataka さんのブログから「噛みしめることを大切にしよう」を紹介しておきます。上で紹介したエントリと両輪にして「考える」ということについての指針にしています。

# この kaz_ataka さんの「ニューロサイエンスとマーケティングの間」と出会えたことは 2008 年の最高に幸せだったことの一つで、ここで紹介した話に限らずマーケティングの話についても過去のエントリを探してむさぼるように読んでしまった。言葉で言い表せないほどの感謝をしている。

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