で、肝心のBDDですが、これは確かに実績を上げてました。RSpecとSeleniumを使うようになって格段にバグも減ったし、「何をやってるか知りたければまずSpecを見ろ」っていう習慣も自然に浸透したし、LLに不慣れなベテランプログラマや新人プログラマを含む混成部隊でもペアプロのお陰で開発速度を維持できたし全体の技術水準も上がりました。
あと余談だけど、「Specのないコードを書くときは上長に申請書を提出させる」とか「ペアプロ時にはナビゲータはピコピコハンマー装備」とか、今回の名言「わかんないやつは黙ってろ」とか、本当にやっちゃう人ですからねyuguiさんは。実際に。そこに痺れる憧れる。
以上、個人的なメモ。
最近、自分でコードを書くときはよほど小さなツールでないかぎり、ほとんど BDD で開発している。BDD の体感的の感覚としては、森博嗣氏のこの話が近いと思う。
「どうしても、思いどおりに小説が書けません。どうしたら、良いでしょうか?」と尋ねられることも少なくないのだが、そういうときは、「思いどおりに書けなかった小説を見せて下さい。何作くらいあるんですか?」ときき返す。1作も書けていない人が多い。1作も書いてないのに、どうして思いどおり書けないなんて言うのだろうか? 書いてから悩めば良いではないか。書けない書けないと悩む人がいるけれど、書けないなんてことはない、なにかは必ず書ける。幼稚園児だって書ける。100時間も1000時間も悩めば、必ず書けるだろう。5作くらい書けば、自分の才能が小説に向いているか向いていないか、多少はわかるのではないか。
(略)
沢山の具体案を考えることは、無駄なようでけっして無駄ではない。採用されなかった案が、その人の将来の持ち駒になるからだ。
via MORI LOG ACADEMY
つくづく、よくできたやり方だと思う。