水かけても仕方ないので、トラックバックはしない。ただ、自分のWeb2.0とやらへの姿勢として書いておく。某所の2エントリを読んでの話。
Web2.0的であることが目的ではなく、「ビジネスとしての競争力がどの手段で最大化されるか」が一番のテーマであり、そのための手段にWeb2.0的なもので良い手段となれるものがあるか、という検討をすべきではないか。
たとえば、「ビジネスを円滑に進めるための、ボーダレスに情報を共有できる組織・仕組み作り」が目的あり、そのための手段としてブログやWikiが使えるんじゃない?ってアプローチになるはず。(じゃあ顧客にプレゼンするのにツールをプレゼンしても意味がない、というのは当然。)
はてなのようにイノベーションを起こし続けることが存在意義になってしまっているポジションの企業はともかく、実地のビジネスに使うのであればWeb2.0は相当に考え抜いて使わないとまさにBuzz化すると思う。
どうも要素技術に引っ張られすぎなのではないだろうか。(と、技術者でコード書いたりしているやつが言ってみる)
ちなみに
>はてなのようにイノベーションを起こし続けることが存在意義になってしまっているポジション
これ、否定的な意味ではない。現時点のポジションでは、今のはてなの姿勢は正しいと思う。大前研一氏がいうところのマルチプル経済が働くから。ただ、これが飛躍のきっかけであるが故に少なくとも「他人の起こしたイノベーションに遅れを取れない立場になってしまった」とも言えると思っている。(あくまでマルチプル経済を原動力とするならば、という仮定の話。イノベーション企業であろうとするならば、この限りではない。)
なんか、ブクマで言いっ放しは卑怯者のすること!みたいな意見もあるようなので否定的意見はブログに書いておく方向で。