ビジネスをしていてベストのアイデアを出さなければいけない場面というのは、(幸か不幸か)意外と出くわしません。
天才的に良いアイデアが必要とされていることが少ない代わりによく出くわすのが、人よりもちょっと優れているアイデアを必要とする場面です。
そう、だいたいそんなもんなんだけど、なんかもう一押し足りないなぁというようなケースです。
これは、わりとよく出くわします。たぶん、明日出社したら一つや二つくらいはこのようなことがあるんじゃないでしょうか。
ということで、こんなときに使える、あと「もう少し」のためのアイデア術をご紹介。
- 答えをとりあえず20コ挙げてみる
- さらに30コ挙げてみる
- 答えをカテゴリごとに分類し、足りないアイデアをさらに書き足す
- 効果があがりそうなアイデアと一番やりたくないアイデアを一つずつ選んで、自分のアイデア候補にする
ステップ1、2をやるときに気をつけるのは、いいものも、悪いものも、人が考えそうなものも、とりあえず書き出してしまうこと。深く考えたり、かっこつけると、数が挙げられなくなります。とにかく手を動かしてみるといいようです。
ステップ3では、カテゴリは3つくらいに分けられるといいです。多くても5つくらいに抑える方がいいと思います。たいてい、1、2のステップをやっているうちにカテゴリが見えてきています。自分の中で考えが薄かったなーというカテゴリは、この時点でいくつか補強します。
ステップ4、いよいよ最後のチョイスです。いいアイデアを選ぶのは当然として、悪いアイデアも頭の中に残しておきます。悪いと考えるのは、何かしらの固定観念がジャマしている場合があるからです。(固定観念をひっくり返せるような場合は、その悪いアイデアがベストのアイデアへ化けるかもしれません。)
これ、特に元ネタはありません。これまでに学んだ色々な手法から少しずつエッセンスが混ざっているようです。
ただ、自分の中でそれなりのパフォーマンスのアイデアを出したいときには十分に役立ってます。30分ほどで、けっこうなんとかなりそうなアイデアを出すことができます。漠然と「いいアイデアを出そう」とウンウン唸るよりは、手早く目の前を片付けられますよ。