梅田望夫氏 「英語で読むITトレンド」での伊藤直也氏のゲストブログ二日目。本日のテーマは、『インターネット時代のエンジニアの価値』です。
いわゆるエンジニア論ではない
初見では、この文章をタイトルの通り、「いわゆるエンジニア論」として読んでしまいました。小道具がインターネットやプログラミング、インターネットビジネスだったりしたので、ついつい「ソフトウェア職人気質」とかの「エンジニア、かくあるべし!」という文章かという先入観がありました。
Trackbackの数々も読んでみましたが、やはり他の方もエンジニア論として捉えているようです。
しかし、これ、実はいわゆるエンジニア論ではないと思うのです。伊藤氏の主張だけを追っかけていくと、分かっていただけると思います。
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「技術は差別化にならない」?
CNET JapanのInterviewにExcite
山村社長の話が出ていた。
タイトルはずばり「技術は差別化にならない」
続きを読む「 そもそも、技術はアドバンテージにならないと思っているんですよ。特許があれば話は違うかもしれませんが、技術は絶対に追いつかれる。特にネットの世界では数カ月のアドバンテージにしかなりませんから、技術で差別化を訴えるようなものにはあまり意味がないと思っているんです。それよりも使い勝手やコンテンツの中身で勝負していきます。
ポータルサイトには何か特別な技術があるわけではありません。24時間365日安定的に大量のデータを配信するという運用能力はありますが、これは技術ではない。「技術が大きな差別化になると思ってはいけない」と技術部の人間には常に言っています。
一番大切なのはブランドやユーザビリティ、それにオリジナリティです。当社が新しいコンテンツを作るときには、他がやっているものを作るなと言っています。読者がなぜエキサイトに来てくれるかといえば、エキサイト翻訳やエキサイトイズム、ウーマン・エキサイトなどがあるからです。特徴あるコンテンツというものは、人がついてきてくれます。それを作らないといけない。」
「--ネット関連企業では、技術に力を入れるところが多いようです。
私も技術系の仕事をしていたことがありますが、技術よりも大事なものがあると思うんです。それはサイトのイメージやブランド、ユーザビリティなどです。」
「 我々はブランドイメージのポジショニングをしっかり築いて、そこに合う人がついてくるようなものを作らないといけない。自分たちの味を出さないと、そのサイトに行く理由がないんです。それなら「Yahoo! JAPANに行こう」となってしまう。どこにもないものを一つずつ増やしていけば、エキサイトを訪れる理由ができる。」
11/28 23:48、FeedBackにアクセスしてみたら、ロゴのダウンロードにえらく時間がかかり、結局、ダウンロード失敗。
とりあえず、ロゴなし状態で検索かけてみても、5秒くらいレスポンスなし。
「なんだよ、Googleの方がよっぽど速かったよ!」
しかし、こんなことで怒ってはいけないんです。
いけないんですっていうか、伊藤直也さんのゲストブログを見て私も最近知ったのですが、FeedBackのシステム構成は驚くほどチープ。(誉めてます)
続きを読む「このFeedBack、どのようなシステム構成で運用されていると思いますか?
それは非常にお粗末なものです。サーバーは友人が不要だからといって余らせていたPCのパーツをもらって組み立てたPentium III 600MHzのパソコン、OS は雑誌の付録CD-ROMについてきた Linux、回線は月々数千円のADSL 12Mbps、データベースはオープンソースのMySQLを用い、フリーのプログラミング言語のPerlで開発、検索エンジンに相当する部分には、ゲストブロガーも努めた高林さんが開発したオープンソースの検索エンジンNamazuを利用。そして、RSSやweblogUpdates pingをはじめとするブログ周辺のXML技術のおかげで、データの収集にかかるプログラムも簡潔で、マシンも一台で事足りています。」
すっごいバンド・くるりの岸田さんの日記です。
OTですら(失礼)Blogなのに、岸田さんは日記です。素敵です。
インターネットの時代となってから、けっこう著名な方のパーソナルな発信を見られるようになりましたが、私の知っている中でも一、二を争うくらいに「素」なかんじがして好きなものです。
例えば直近の良い話だけでも、
続きを読む11/24(水)
また堀江さんが凄いビデオを持ってきた。1983年の映像で、三大ギタリストが共演するという豪華なライブビデオです。我々の中では三大ギタリストは神様たちですが、最近のロック・リスナーはどうも違うっぽいので補足しておくと、エリック・クラプトンとジェフ・ベック、そしてジミー・ペイジのことです。(略)
ジェフ・ベックの完璧なステージを受けて登場した大先生。びっくりしました。むっちゃ下手やねん。びっくりしたよほんまに。音になってへんピッキング、全くもってリズムがヨレていてキメが合わへん。(略)
でも、なんか勇気をもらいました。ペイジは俺にとって神様やったけど、神様の長い歴史の中であんなひどい瞬間があって、でもなおあんだけ凄いことができる才能があるわけやから。完璧な人なんていやへんねん。失敗を恐れず、練習を欠かさず、芸術を爆発さしてたらたまに凄いことがおこんにゃなと思った。
練習あるのみ。