はてなの今後への期待感

by tanabe on March 29, 2005

そういえば、梅田氏の件は今のところNDO::Weblogさんにはエントリがないようです。livedoorで堀江さんが派手に立ち回っている間に、はてなは地味にですが非常に魅力的な力を蓄えてきてますね


はてなはそもそも人力検索はてなでスタートしているように、インターネットがもたらす新しい力への意識が高い企業なので、今後梅田さんがシリコンバレーでキャッチしているインターネットという世界についての最先端のヴィジョンが加わると、より面白い方向へ可能性が拡がる気がします。

近藤の強さと面白さは、いつ何どきもそして何ごとに対しても自分の頭で考えているゆえに生まれているものだ。短期的には効率が悪い生き方かもしれないが、何か新しいことを創造してくれるかもしれないと予感させる何かを持っている。

梅田望夫氏のこの話ははてなのサービスを見ていると理解できる気がします。はてなの沿革を見ても、その試行錯誤の一端は確実に読み取れます。

今の世間のイメージでは、インターネット企業といえばYahoo!やlivedoorなのでしょうが、livedoorは企業としての動きにははっきりとした方向性が見えるのに対し、提供されるサービスにはヴィジョンがあまり感じられません。一方、はてなはサービス自体にインターネットの力を梃子として何か面白いことを起こそうという意図を感じます。本当の意味でのインターネット企業というイメージがあります。「Googleと楽天・ライブドアを比較することに意味はあるか?」の話で言えば、はてなはまだ不十分な所は多いものの、土俵としてはGoogleと同じ土俵で勝負をしたいと考え続けてきたのだと思っています。

考え続けて進化するはてなへ梅田氏が一本の芯を通すようになると、今後のはてなは本当に楽しみになるなぁと漠然と感じています。(舵取りではなくて、灯台のような道に迷わないためのガイドの役割を勝手に期待。)

ちょっと古いですが、CNET Japanにはてな・近藤氏の考えの一端が見て取れるインタビューがあります。インタビュアーはGREEの田中氏という、これまた豪華なカップリングです。必読。


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