先日、誉める記事で紹介した手前、こちらも紹介するべきかと思い、一応エントリ。
CNET Japanの「グーグルツールバー、新機能が非難の的に」
記事には大きく分けて二つの問題が指摘されている。
- Auto Linkのリンク先を限定することで、Googleが意図的にトラフィックを誘導できてしまう点
- コンテンツの作者が意図しないリンクをGoogleが勝手にHTMLへ挿入するという点
先日、誉める記事で紹介した手前、こちらも紹介するべきかと思い、一応エントリ。
CNET Japanの「グーグルツールバー、新機能が非難の的に」
記事には大きく分けて二つの問題が指摘されている。
4月に予定される完全版のリリース時には、ユーザーがISBNのリンク先を複数の選択肢のなかから選べるようになる可能性もあると、同氏は述べている。
これは選択肢を表示する時点でけっきょく絞り込みをしているので、50歩100歩か。
この技術は、デスクトップの所有権をめぐって長い間続いてきた法律論争を蒸し返すものだ。その論争とは、ウェブページの外観や表示方法を変えるソフトウェアをインストールする権利は消費者にあるのだろうか、それともコンテンツの表示方法に関する最終的な判断と実権はウェブ運営者の方にあるのだろうか、というものだ。
より根深い問題はこちらの方かもしれない。
商標問題を専門にする弁護士やセキュリティ専門家によると、リンクを追加する際にGoogleがウェブページの基盤となるHTMLを改ざんするため、AutoLinkも問題になる可能性があるという。
Gibson Dunnnoの弁護士Terence Rossは、「『表示されているコンテンツの所有権』をめぐる問題だと捉えている。Googleがコンテンツを所有しているわけではない。同社が他人のコンテンツを使って収入を得ることは、多くの場合知的財産法に違反することになる」と語った。