HinnB again.

by tanabe on February 23, 2005

極上のロックパーティーを提供してくれた鹿野淳氏のdiary。HOLIDAY INN BLACKを満喫した人も、残念ながら今回は参加できなかった人も必見。

まずは開戦前夜の情景を描いた「2005/02/19 (土)


昨晩、向井秀徳から電話がかかってきた。

「今からミスター繁がやって来るから、あなたもMATSURIスタジオに来なさいよ。絶対に来なさい。何もせんでいいから、今すぐ抜けて来なさい」

でも実はこの日はこの話が一番好きだったりする。

 お口直しに松屋の牛丼を食った。その松屋は牛丼を盛って、それからちょっとばかし電子レンジに入れた。
「最悪な店だと思うだろ?」
 違うんだよ。その行為はね、前にも日記で書いた松屋の中国産の牛の弱点を改善する画期的な方法だったんだよ。
 松屋の中国産の牛は、何しろ肉が弱くて煮込むとボソボソになってしまう。だからこの店は煮込み過ぎて肉がダメになるのを防ぐために一旦肉を外に出し、オーダーが入るとご飯に載せてから電子レンジであっため直して出すのだ。
 美味しかったよ、他の松屋より。たしかに電子レンジはうんざりだが、でも現状の肉での美味しさを追究する姿は神々しくさえ思えた。
 そんな発想じゃなくてただあっため直しただけだって? 聞いたよ、俺は店員に「何で電子レンジ?」って。答えがこれだったんだよ。はっきり言って、松屋チェーンのルールからはアウトだろうから、敢えてその店がどこにあるのかは公言しないが、でもこんなやり方で闘っている奴もいるのだ。捨てたもんじゃない。

プライド持って仕事をするのに、ステージは関係ない。

そして、本番後一発目の日記となった「2005/02/20 (日)

終演後、楽屋に入った僕に岸田と無戒がニヤッと笑いながらいいました。―――「どう、楽しかったでしょ」。

ああ、楽しかったともさ。最高だったよ。

それでもパーティーのテンションが下がらなかったのは、奇跡的というか、みんなの人間力のおかげです。

なんだかんだ言っても、やっぱり「あの場」を作ろうと動いた鹿野氏あってのパーティーだと思います。やったもんがえらいんです。飯待ちなんてどれだけ待ってもいいから、このテンションのライブを次も期待します。日曜昼間から集まっちゃうようなROCK 'n ROLLジャンキーには音だけ与えときゃ大丈夫。

ライヴを含めた写真もあるし、当日のいろいろなドキュメントを含めたライヴ・ルポもここに書きたいと思っています。今週金曜までに絶対にアップしますので、楽しみにしてください。

楽しみにしてます。

◇オマケ◇

最後にこれはリンクしておかないとならない。「2004/11/14 (日)」の日記。「2005/02/19 (土) 」の日記と合わせてご賞味を。