ディス・イズ・ムカイ・シュートク

by tanabe on February 23, 2005

今日は向井日記から。

「そうだ。そうだ。その通りだ。」 と一人夜中に熱く興奮。


2月16日

福岡、博多百年蔵。
キている。そして松下敦登場。キた。

無戒秀徳アコースティック&エレクトリックの活動は余興ではない状態(最初からそんなつもりはねーが)に突入している。
真剣にやればやるほど、観客は笑い、戦慄する。俺が求めるロックンロールが、ここに実現してきている。
最高だ。

一人でのロックンローリンは多少サビシーもんもあるが、とにかく、研ぎ澄まされる。一人やが、いろんな音、リズム、ハーモニーが鳴っている。脳内で。そこで聞いた音(脳内サウンド)は確実にZAZENへと繋がり、バンドサウンドとして具体的になる。また、ZAZENをやっている時、がーっ、と言葉をがなっている時、ドラムベースギターによる現実音が混在し、さーっとする瞬間、うつくしーい・すばらしーい旋律の存在をカクニンすることが出来る。そいつらの存在をまたまたさらにハッキリさせるため、一人でやる。そりゃもうハッキリするぜ、俺にしか聞こえとらんだろうが。
俺が、俺等が楽器を使って鳴らしている音はそれを聞くためのガイドじゃ。
そいつらをアナタ方(観客の皆)に聞いて欲しい。

そして今度はZAZENが動く時、この具合のよろしいテンションがそこに繋がり、ひとつの大きなウネリになっていくんじゃ。
ZAZENがあり、無戒があって俺の表現がカタチになっとる、と、今はっきりクリアーになった。

岡本喜八さんの映画を見てみようと思った。

俺は岡本監督の映画を見て、感動し戦慄した。そしてその興奮をロックンロールにしたいと思ってやってきた。とても影響・刺激を受け、今俺がやっている音楽は岡本喜八の存在があってのものである。
岡本監督が亡くなって、今すごく、とても寂しいが、カントクはほんとうにたくさんの、素晴らしい映画を残した。
恐れ多いことは承知だが言いたい。岡本監督の精神を受け継ぎ、新たなコーフンを人々に与えていくのは、残った若い我々の役目である。音楽をやるのに使命を感じたことはなかったが、今、俺はそれを感じている。

from 向井日記 2月19日

やっぱり。最高のコンサートだったと太鼓判を押す。(何様だ)

2月20日

恵比寿リキッドルームにてイベント「HOLIDAY IN BLACK」に出演。
岸田繁と俺との弾き語り対決。1曲づつ交互に歌うスタイルでやった。
俺もシゲルも「これが緊張と弛緩だ」をパーフェクトに近いかたちで表現できたと思う。最高のコンサートになったと自負す。

次は銀杏ボーイズアンド宮藤カントクのグループ魂かい。またコントさせられそうやな・・・。やったろうやないか。
その次、ミスターソカベ氏。実に楽しみや。がっつりやったろ。

ミスターソカベ氏こと曽我部恵一氏も熱い人だ。これは行く予定。はてなによると、サニーデイは90年代を代表する日本語ロックバンドらしい。違うとは言わないがそれもどうかと思う。(サニーデイは好きですよ。あしからず。)

サニーデイ・サービス@はてな