21st Century Boowys vs Himuro - An Attempt to Discover New Truths

by tanabe on December 26, 2004

12/24発売。このライブの本質をよく捉えた作りで感心しました。氷室からの最高のクリスマスプレゼントになりました。

このDVDでの優先順位は、氷室京介が一番。そして、二番目はギターでもドラムでもなく、観客。ドームに満員に入った観客です。実際にライブを見た感想としても、BOOWYの曲達にほとんどアレンジを加えず一番期待されていた姿で 歌いきった氷室にもボーカルとして、ミュージシャンとしての凄みを感じましたが、あの奇跡のような場を創り出せたのは待ち続けた想いをすべてぶつけた観客のとんでもないテンションがあったからだというのは確実で、その意味でこのDVDにはあの日の興奮の一番大切なものが詰まっていました。


どの観客もびっくりするようないい表情をしています。観客の年齢層はなんせBOOWY世代ですから、30代〜40代が中心でちらほらと20代後半の姿が見えるといったかんじなんですが、皆本当にイイ表情なのです。普段会ったらあんな表情はしていないでしょう。数年来待ちに待った青春との再会だからこそ、あれだけのてらいのない喜び一杯の表情が見られるんだと思います。その想いの濃さは、ドームの3階席までが目一杯に腕を振り上げて氷室の歌に応えている様子を見ても伺えます。あんなドームなんて他ではあり得ません。3階席ですら、アリーナ最前列でも及ばないくらいの圧倒的なテンションなんです。

ドキュメントやインタビューはすべてボーナスディスクに配し、ディスク1&2ではひたすらライブの姿だけをパッケージしたこのDVDは、あの日の魅力の最大限を大事に詰め込んだものです。これ以上の構成は考えられません。ライブを見ていて、懐かしさのあまりつい口元がにやけてしまうのも、つい一緒に口ずさんでしまうのも、あの当日と同じでした。残念ながら、あの場を共有できなかった人にもその幸せの一端は確実に届く出来の良さです。BOOWYファンはぜひぜひ手元に置いて、この喜びを噛みしめてください。


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ど〜も〜。久々の登場、そして新年一発目の登場、 ミヤ10コスタでございま〜す。 2ヵ月ぶりくらいなんだね〜、ブログ更新…。 年末は師走という通り、諸事情により忙しく走り回っていたため、 まったく更新できずすいませんm(__)m。 さっとけんも書いてるよ
☆きっにん’音★「21th Century BOOWYS VS HIMURO」のDVDの感想!!【きになるブログ】at January 15, 2005 22:46