「ドラムス アヒト・イナザワ」

by tanabe on December 03, 2004

タイトルを書き始められなくて、つい浮かんでしまったこの言葉。
思いついて、打鍵した瞬間泣きそうになった。

number girlのlive行ったことのある人はわかると思うのだけど、この言葉は本当に最強の証明だったんだよ。なんか向井の信頼というか、得意気に自慢するかんじというか、向井自慢のドラムへの誇らしげな愛情が感じられて。

えー、もう日付的にはおとといのことになってしまってますが、ZAZEN BOYSからアヒト・イナザワが脱退とのこと。「ななのおんがくにっき」さんの所を見て知りました。
向井公式サイトには、向井秀徳からのコメントも出ています。実に向井らしいコメントで。悪者になることを恐れない、なぁなぁは許さないコメント。この誠実さは、アヒトに向けた精一杯の誠意のような気がします。半端な理由で切ったわけじゃないという証明。そりゃ、ZAZENの血肉であり心臓であるんで半端な事情で切るわきゃないんですけどね。

アヒトがいなくなるディスアドバンテージを取り戻して、今のZAZENに追いつくのがどれだけ難しいことか一番よくわかっているのも、向井であり、ZAZEN BOYSであったんだろうし。 唯一無二の太鼓を失ってまでも向井の求めたテンション、天井突破の高み。この志の高さがあるかぎり、きっと向井は素晴らしい音楽を追求できるんでしょう。骨が一度折れてくっつくと強くなるように、この大きな喪失から回復したZAZENがより凄みを増すことを信じます。

 


思い出すのは、初めてnumber girlを知った1999年。まったく予備知識がない状態で買ってきて聴いた「SCHOOL GIRL BYE BYE」.Playすると流れ出す"omoide in my head". 私がnumber girlで最初に出会ったのは、アヒト・イナザワのドラムでした。これは一切嘘偽りないのですが、初めて聴いたにも関わらず、最初のドラムが流れ出してから数秒間の音を聴いた瞬間、総毛立つような感覚に襲われ、「これはとんでもないアルバムだ」と直感しました。予想は覆されず、その後暫くはひたすら「SCHOOL GIRL BYE BYE」を繰り返し繰り返し聴きました。number girlに心底惚れ込みました。そして、私にとってのnumber girlの象徴は、当時まだ見ぬ向井秀徳でも田渕ひさ子でもなく、"omoide in my head"のアヒトのドラムだったのです。

いや、別に深い意味はないんですが、なんとなくアヒトがいなくなるのは、自分にとってはnumber girlの存在が消失するような錯覚があり、本当に寂しいのです。どんな形になるかはまだわかりませんが、とにかく音楽活動だけは続けて欲しいです。あの素晴らしい絶品のリズムを刻み続けて欲しいです。

いや、まさか中憲のSLOTH LOVE CHUNKSを見てきた当日にこんな話を書くとは思わんかったよ。。
SLOTH LOVE CHUNKSのLive感想はまた別記事で。